株式会社ヤマサ
株式会社INPEX
アルピコ交通株式会社
株式会社ヤマサ（本社：長野県松本市、代表取締役社長/北爪寛孝）、株式会社INPEX（本社：東京都港区、代表取締役社長/上田隆之）は、本日、アルピコ交通株式会社（本社：長野県松本市、代表取締役社長/小林史成）の協力の元、環境省が推進する「ゼロカーボンパーク」の登録第1号である乗鞍高原から乗鞍岳畳平までの公道において、リニューアブルディーゼル※（Renewable Diesel、以下「RD」）を燃料としたバスのトライアルドライブを共同で実施いたしましたのでお知らせいたします。RDを使用したバスのトライアル運行は、長野県内では初めての試みとなります。
※今回使用するRDはINPEXと協業体制を構築する伊藤忠商事が、世界最大のリニューアブル燃料メーカーであるNeste OYJから調達し、伊藤忠エネクスがINPEXに供給するものです。
RDは、再生可能資源由来のディーゼル燃料です。食品競合の無い廃食油や動物油等を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでの温室効果ガス排出量が、石油由来軽油比約90%の削減を実現します。RDは主に輸送用トラック・バス等で使用され、所謂「ドロップイン」燃料として、既存の車両/給油関連施設をそのままに利用開始することが可能であり、既に欧米を中心に広く流通実績があります。脱炭素施策に係る導入コストを最小限に抑え、GHG排出量削減にも大きく貢献できる次世代リニューアブル燃料として、今後各分野でのさらなる利用拡大が期待されます。
RDを燃料としたトライアルドライブに使用したバス
今後も3社は共同してこの地域のゼロカーボンの取組を検討し、同地域での脱炭素化を牽引していくことを目指してまいります。
■株式会社ヤマサ
1870（明治3）年に開業。2020年に創業150年を迎える。時代の要請に合う業態に変化させながら、地域の暮らしに関わる事業を展開。現在は建設関連事業・燃料事業・食糧事業・ドライアイス事業・通販事業・デジタル事業を営む。
■株式会社INPEX
国内外において石油・天然ガスから新エネルギーとして注目される水素、アンモニア、再生可能エネルギー、リニューアブルディーゼルまで多様でクリーンなエネルギーの開発、生産、安定供給を目指す、総合エネルギー開発企業。
■アルピコ交通株式会社
東京･名古屋･大阪などの主要都市や近隣都市と信州を結ぶ高速バスや松本～上高地間の鉄道･バス、地元の足となる路線バスを運行。信州に暮らす人々とその素晴らしい自然環境を愛し、｢安全･安心｣｢便利｣｢快適｣｢楽しさ･ときめき｣｢知識｣の提供を通じて豊かな地域社会の実現に貢献します。
■本件に関する問い合わせ
・株式会社ヤマサ
担当：燃料部
TEL：0263-86-5901
・株式会社INPEX
担当：経営企画本部 広報IRユニット 広報グループ
TEL：03-5572-0750